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吉田薬局見学会の実施報告
事務局からのお知らせ
記事掲載日:2024/05/07(火)
ご存じの方も多い郡山市中心市街地にある吉田薬局が令和6年(2024年)4月に解体予定となりました。そこで、不動産会社様からのご厚意により解体される前に室内の見学をしてきました。
この吉田薬局は昭和8年(1933年)に地元の設計士である高梨幸平太氏の設計で建てられた薬局です。ファサードはアールデコ調で大正モダン風になっています。
現在築90年という長い歴史をもつこの建築物は、当支部でも2007年に発行した「身近な郡山の建築遺産」に取り上げており、東日本大震災後の平成24年(2012年)に建築遺産の現状の把握と被害調査を行った時には、この吉田薬局は震災前と震災後では外観には目立った損傷はなく、今回も外観については目立った損傷はなかったです。
参加者は17名でした。建築遺産の調査時の方々や子供の頃の思い出がある方、長年興味があった方々が集い、民間の建築ではありますが歴史を感じる風情のある建物を参加者全員が思い思いに見学をした1時間半でした。
<お詫び>
今回の見学会は、前もっての計画ではなかったため、見学会のお知らせは事務局にメールアドレスを登録している方のみのお知らせとなりましたことご了承下さい。